| ４月の日記 |
| ４月１日〜２３日 |
| ごめんなさい。 |
| ４月２４日 瀕死の復活 |
| お久しぶりです。満身創痍の管理人です。 考えてみれば、前回の更新が１月２３日で、今日が４月２４日ですから、実に３ヶ月ぶりの更新ということになりますね。四半年も何やってたんだ、というリンチを受けるのを覚悟で、不肖管理人、日記を再開することにいたしました。 いやほんと、今度こそ大丈夫です。年度末の大きな事件はすべて片付きましたから。引っ越しとか、パソコン故障とか、留年とか。 留年とか。 留年とか。 はい。というわけで、留年いたしました。……念のため、ネタではなく事実なのでご理解ください。 こうやって報告するのも激痛です。今キーボードを打ちながら、ナマ傷に死海塩を塗りこむぐらいの苦痛を味わったりしてます。閲覧者の皆さんに今日の日記の文字がうっすら赤く見えるとしたら、それはおそらく、ぼくの無念と怨恨がこもっているからでしょう。 留年の理由は、ごく単純に言いますと「英語１単位不足」です。細かく言うと、他クラス聴講とか認定試験とかモロモロあったんですけど、説明が冗長になるので省きます。「省くな説明しろっ！」「聞きたいなぁ、わくわく♪」といったご意見が多ければ載せますけれども。 今後とも変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。 |
| ４月２５日 殿下、それはなりません！ |
| 少し前、元クラスメイトの忌々さんから、こんなメールをいただきました。 件名：ナントカ出版 ふざけんなゴルァ！ 2ch AA辞典てのが出てたから見てみたんだけど、「皇太子殿下は〜」が綺麗に飛ばされてやがる！ あいうえお順で「紅衛兵」の次はもう「コウナントカ」ですよ。政治圧力が怖くて日和りやがった！ まずはご存じない方のために、「2ch」と「AA」の解説からいたしましょう。「2ch」つまり「２ちゃんねる」というのは現在、日本で最も多くの人間がアクセスしている巨大掲示板のことで、匿名で書き込めるため、社会や業界のウラ話やらホンネやらが忌憚なく暴露されているとともに、誹謗中傷と罵詈雑言の嵐にまみれているともされるところです。 で、そこで使われている文字絵が「AA」すなわち「アスキーアート」と呼ばれるものです。これは点とか線とかの記号を組み合わせてつくった絵のことで、説明するより見てもらったほうが早いでしょう。 ／￣￣￣￣￣ ミ / ,――――-ミ / ／ ／ ＼ | | / ,（･） （･） | (6 つ | | ＿＿_ | ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ | /＿＿/ ／ ＜ なわけねえだろ！ ／| ／＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ これは爆笑問題の田中さんのAAです。2chでは、前の人の書き込みにツッコミを入れるときによく使われます。で、次が問題の「皇太子殿下」。 __,,,,＿ ／´ ￣｀ヽ, / 〃 _,ｧ---‐一ﾍヽ i ／´ ﾘ} | 〉. -‐ '''ｰ {! | | ‐ｰ くー | ﾔヽﾘ ´ﾟ ,ｒ "_,,>､ ﾟ'｝ ヽ_｣ ト‐＝‐ｧ' ! ゝ i、 ` ｀二´' 丿 ｒ|､｀ '' ー--‐ｆ´ _／ | ＼ ／|＼_ /￣/ | ／｀又´＼| | ￣＼ 皇太子殿下がこのスレッドに興味を示されたようです。 最下行の文章はいろいろに変わりまして、「皇太子殿下はこのスレに大変お怒りのようです」「皇太子殿下は駄スレに我慢がならないようです」とか改変自在です。あ、ちなみに「スレッド」「スレ」というのは、掲示板内の個別の話題のことです。 というわけで、忌々さんはこの「皇太子殿下」がAA辞典に載っていないことに怒りをおぼえていらっしゃるわけですね。「宮内庁が怖くて2chがやってられるか！」と。ぼくもまったく同感です。 そもそも皇室・皇族の実情ってのは、メディアが自主規制しているためほとんど表に出てきません。『週刊女性』とか『女性自身』といった女性誌は、ネタがない時期ひたすら皇室特集でごまかしたりしてますけど、それも「雅子さま、宮中でのお幸せ」「愛子さま、すくすくご成長」といった毒にも薬にもならない記事ばっかりです。 ですので、皇室の実情を知る手段となると、口コミぐらいに限られてしまいます。ぼくの周りで皇室に近い人といったら…… ・学習院大学に通っている友人Ｈ ・宮内庁とやたら仲のいい義江彰夫教授 ぐらいなのですが、しかし、この二人から得られる情報だけでも皇室の凄まじさが計り知れます。いくつか紹介してみましょう。 「皇太子ってかなりアタマ悪かったらしいよ。学習院大学時代とか、成績が悪すぎて留年確実だったんだけど、さすがに大学側も『皇太子を留年させるのはまずい』と思ったらしく、でも『皇太子だけ特別扱いすると他の学生から文句が出る』っておそれもあったから、結局、皇太子も含めてその学年は全員進級させたんだってさ」（友人Ｈ談） 皇室権力バンザイって感じの逸話ですね。ウソっぽい気もしますが、いざとなったらやりかねないという気もします。でも、火のないところに煙は立ちませんし、やっぱり成績悪かったんでしょうか、皇太子さん。 「皇太子はゲームも大好きだったみたいだよ。イギリス留学中は勉強そっちのけでゲーム三昧だったらしくて、ソフト１００本以上持ってたとかどうとか」（友人Ｈ談） ちなみに皇太子さんがオックスフォード大学に留学していたのは1983〜85年。日本では任天堂のファミリーコンピュータが発売されて大人気だったころですね。同時期にイギリスでもファミコンが発売されていたかどうかは疑わしいので、おそらくATARI2600でもやっていたのでしょう（ATARI2600：当時海外で人気だったゲーム機。日本でも「アタリ2800」と改称されて発売された）。 「皇族が学習院初等科（小学校）に入ると、『ご学友』というものが何人か選ばれる。ご学友は、学習院生であるだけではもちろんだめで、本人の戸籍上の情報はもとより、学習成績、精神状態、健康状態、それに加えて家柄、経済状況、政治思想の有無、信教に偏りは見られないか、親類縁故に犯罪歴のある人間がいないか等々を侍従と宮内庁の役人が徹底的に調べ上げる。それを、中等科、高等科、大学に入るたびに繰り返す。そうして皇族の周りには『よくできたご学友』しかいなくなるわけだな」（義江教授談） かくして皇族は温室育ちの無菌培養になるわけですね。ちょっとくらい偏った友人とも付き合った方が人間として深みが出ると思うんですが、宮内庁の方々はそうは思わないようです。 「今上天皇の子どものうち、本当に天皇と皇后の間に生まれたのは秋篠宮しかいない、といった恐ろしい噂が宮内庁から流れてくる」（義江教授談） これは昨年１月１５日の日記にも載せたネタです。恐ろしすぎて思考が錯誤してしまいますが、落ち着いて家族構成を整理してみましょう。 父：天皇・明仁（あきひと） 母：皇后・美智子（みちこ） 長男：皇太子・徳仁（なるひと） 次男：秋篠宮・文仁（ふみひと） 長女：紀宮・清子（さやこ） つまり噂を信じるなら、親と血がつながってるのは次男だけですか？ 火のないところに煙は立たないとはさっきも言いましたが……内情は相当ドロドロしてるんでしょうか。皇族って日本で一番清潔な家族っていうイメージがあったんですけど、残念です。 以上、皇室についてのいくつかの噂話でした。読み返してみるとドス黒いものばっかりで、最初の「皇太子殿下AA」なんて、ほんと可愛いものに思えてくるから不思議です。 |
| ４月２６日 寄生虫館の謎 |
| 念願の寄生虫館に行ってきました。恋人のふらんす書院さんを誘ってみたところ、なぜか快くＯＫしてもらえたので、二人で寄生虫館のある目黒へ。 感想：とても勉強になりました。 ぼくらが普段、笑い話にしかしないような寄生虫や病気が、ホルマリン漬けや写真付きで詳しく詳しく解説されていました。 たとえば、8.8メートルのサナダムシ標本。こんなものが人の体に入っていたのにも驚きましたが、飼っていた本人に自覚症状がなかったというのにも驚きました。体内で知らない間に9メートル……シャレになってませんね。日本のサナダムシは海外のヤツらより活動がおとなしく、ほとんど下痢や腹痛にならないため、非常に気づきにくいそうです。心配な方は駆虫剤を飲んでください。 股のあいだに、足より太くて長いち○ぽがブラ下がっている写真もありました。バンクロフト糸状虫による陰嚢水腫、と言うそうです。「ちん○が大根みたいに膨れる病気」なんて、小学生の考える架空の病気かと思っていたら、マジにあったんですね。ちなみに日本でも、青森を北限としてごく少数の症例があるそうです。治療法は開発中で、特効薬もないそうなので、かかった方は……お医者さんとよく相談してください。 ただ、ぼくが寄生虫館で一番気になったのはホルマリン漬けの標本云々よりも、異様に高いカップル率です。来訪者の１０人に８人はカップルなんじゃないかと思えるほどの高率でした。ぼくもプラネタリウムとか水族館とか遊園地とか、恋人同士で行きそうなところは大体行ってみたのですが、おそらく寄生虫館がカップル率最高ではないかと思います。……しかしなぜ？ |
| ４月２７日 テロルの決算 |
| ２５日の日記で皇族のことを色々書いたら、自称右翼の友だちからメールをいただきました。 件名：自称右翼 昨日の日記を見た。貴様を大逆罪で告訴する！ いや、そのように明るみにして陛下の宸襟を騒がせ奉ることはない。我が手で制裁を加え、以て帝国安寧の大敵を覆滅し、貴様をして再び立つあたわざしめてやる！（以下略） まさしく右翼の脅し文句ですね。これが友だちのネタではなく本物の右翼からの手紙だったら、ガクガクブルブル震え上がって差出人に土下座しているところです。 しかし「宸襟」なんて言葉、はじめて目にしました。広辞苑で調べたところ、宸襟は「しんきん」と読み、「天子の心」という意味なんだそうです。右翼さんの使う言葉は難しくてわかりませんね。 ちなみに「一水会」という右翼団体では、入会試験でほんとに上のような難読語を読ませ、さらに意味まで答えさせています。参考までに載せてみましょう。 ■右翼語試験 次の１０個の熟語について、読み方と意味を簡潔に述べよ。 １．惟神 ２．懿徳 ３．御稜威 ４．順逆不二 ５．一殺多生 ６．金甌無欠 ７．七生報国 ８．八紘一宇 ９．皇祖肇国 １０．皇尊弥栄 実際の一水会の試験は６問でしたが、管理人が独断で４問追加しましたので、合計１０問。読み１点、意味１点、総計で２０点です。 ちなみに解答は下に載せておきましたので、ヒマな方は採点してみてください。１０点以上の方は確実に右翼です。１５点以上の方はどうぞ一水会に入ってください。 解答 １．惟神（かむながら） 神の御心のまま人為を加えないこと。日本固有の神道を指す。 ２．懿徳（いとく） 大きい立派な徳。天皇陛下に対する臣民の美徳を指す。 ３．御稜威（みいつ） 天皇陛下の御威光。逆らうことのできない強い御威勢。 ４．順逆不二（じゅんぎゃくふじ） 逆らうも従うも二つの立場はないという天皇の絶対性を説いた言葉。 ５．一殺多生（いっさつたしょう） 一人を殺して多くの人を助けるという論理。もともとは仏教用語。 ６．金甌無欠（きんおうむけつ） 揺るぎがなく完璧な状態のこと。外国に降伏したことのない戦前日本を指した。 ７．七生報国（しちしょうほうこく） 七度生まれ変わっても国に報いて天皇に忠誠をつくすこと。 ８．八紘一宇（はっこういちう） 全世界は本来ひとつという意味。八紘とは方角の八方のこと。 ９．皇祖肇国（こうそちょうこく） 天皇の祖先である天照大神によって日本国がひらきはじめられたこと。 １０．皇尊弥栄（すめらみこといやさか） 天皇陛下万歳の意。 （参考文献：マガジンハウス『ダカーポ』2002年11月6日号） |
 |
 |