６月の日記 　６月１５日　就職なんかこわくない！ どうでもいいことはブログに書いて、大事件が起きたときはこっちに書こう、と決めていたら、何でもかんでもブログに書いてしまうクセがついてしまいました。ちょっとマズいと思うので、こちらにも何か書いておこうと思います。 ひとまず報告しておきますと、就職活動が無事に終わりまして、就職先も決まりました。来春から日立製作所さんにお勤めすることになりそうです。ここからは例によって、予想される質問と、それに対する回答を書き連ねていきましょう。 ■日立製作所って何？　おいしいの？ 食べておいしいかどうかは知りませんが、一般的には「この木、何の木、気になる木」の会社として知られているようです。ええ、あの無駄に長いCMです。子どものころは「何だよこのクソ長えCM、意味わかんねーよ。つーか、さっさと番組の続き見せろ」とか毒づいていましたが、これからはそんなこと、まかり間違っても口に出せませんね。くわばらくわばら。 ■日立製作所に入って何するの？ 電気機械っぽいものをつくると思います。例をあげると、マイクロチップとか、電池とか、プラズマテレビとか、パソコンとか、無線通信システムとか、自動車のエンジンとか、電車の車両とか、人工衛星とか、原子力発電所とか。でも、実際にモノをつくるのは技術屋さんたちなので、文系のぼくは、彼らに「つくってください、お願いします！」と土下座する側に回るでしょう。いや、知りませんけど。職種については、配属が決まっていないので何とも言えませんが、法人営業、商品企画、マーケティング、資材調達、生産管理、人事、総務、のどこかに行くのではないかと思います。 ■日立製作所って給料低いんじゃないの？ 一般的にそう言われています。とはいえ、本社のBM職（ビジネス・マネジメント職、いわゆる文系総合職）の場合だと、それほど低くはないようです。2ch就職板の日立スレッドによると、本社BM職の年収は35歳で1000万円くらいだそうで、スレ住人さんがおおむね同意していることから見ても、たぶんそれくらいなのでしょう。高給といえるかどうか微妙なラインですが、悪くはない待遇だと思います。ただ、理系の技術職はこれより下がり、子会社・孫会社になるとさらに下がるらしいので、総合するとやはり「給料が低い」という評価は当たっているのかもしれません。 ■入社したら地方に飛ばされるの？ 飛ばされるかもしれません。採用担当さんからはまだ何も聞いていないのですが、先ほど挙げた2ch就職板の日立スレッドには、川崎とか戸塚とか小田原といった地名が頻出しているので、そのあたりに行くのかもしれません。東京に残れるとしたら、この所在地リストを見るかぎり、丸の内、秋葉原、御茶ノ水、大手町のどこかになるのでしょう。はい、ここでみなさん注目！　さっきのリスト2つめ、秋葉原！　さらっと読み流しちゃいけませんよ。あの秋葉原です。HITACHI先生、何をトチ狂ったのか知りませんが、一部で有名な秋葉原ダイビルに入居なさってしまいました。しかも地図を見ると、秋葉原駅とは広場を挟んですぐ向こう側。これはあれですね、もう四の五の言わず、オレに勤めろと、そう解釈してよろしいのですね？ ■他の会社はどうなったの？ 20社ほど受験したところ、3分の2くらいに落とされ、3分の1くらいは選考途中で辞退しました。最終的に内々定をいただけたのは、日立製作所さんとN社さんの2社だったのですが、悩んだ末に日立製作所さんに行くことにしました。ちなみに落としてくださったのは、電通、朝日新聞社、トヨタ自動車、ソニー、リクルートといった面々です。途中辞退した会社さんと、内定辞退した会社さんの名前を晒すのは、さすがに道義に反する気がするので、非公開ということで。 ■東大生はやっぱり就職で有利？ たぶん、有利だと思います。他の大学のことを知らないので断言はできませんけど。とりあえず、筆記試験とエントリーシートの段階で落とされた会社が1社しかない、というのが自分でもひじょーに胡散くさいので、このあたりにはいわゆる「学歴フィルター」がはたらいているような気がします。ちなみに落とされた1社というのは、締切を過ぎてからエントリーシートを送った講談社です。締切を過ぎたせいなのか、本当に落とされたのかは、未だによくわかりません。あとは、文学部なのに某都市銀行のリクルーター制に乗せられてしまい、気がついたら人事面接の直前まで進んでいたとか（ソルジャー要員にされるのはイヤなので断りましたが）、某メーカーに至ってはオープンコースでエントリーしたはずなのに、いつのまにかリクルーター制になっていたとか（こちらもあまり興味がなかったので断りましたが）、不自然なことが多々ありました。東大生の皆さん、気をつけてください。 ■こんなこと書いて特定されたらどうするの？ 採用担当さんに土下座して謝ります。それでも許してくれなかったら、焼き土下座の方向で。（「特定」の意味についてはこちらをご覧ください）